21年1月3日 今年の緑肥にソルガムは使わない

一先ず今日まで正月休み。

今年はコロナの影響で嫁の実家への帰省もなく、アパートでのんびり過ぎるお正月。

明日から仕事の予定ではありますが、年末の市場のハクサイ在庫の山を見る限りは出荷はちょっと待ってレタス畑の準備を進めたい。でもまー風次第かな。

 

それはそうと、今年の夏の緑肥栽培はソルガムをやめて他の緑肥にしたいと考えている。一番の理由はソルガムの連作障害。ソルガムを毎年作付けしていると何故か肥料分(窒素だと思う)が少ない場所では生育が思わしくない症状が出るらしい。実際に我が家でもそうなっている。1年他のイネ科を栽培すれば症状が出なくなるらしいので、今年はソルガム以外の緑肥を検討してみる。

候補はエンバクとヒマワリの2種類。どちらとも飼料用として生種が手に入る可能性がある点が最大の採用理由。つまり経済性。

緑肥栽培での種子のコストは意外と高く、反5000円以上になる場合も珍しくない。その中で今までソルガムを栽培してきた理由の一つがこの種子代の安さ。ソルガム種子は1kg800円程度で1反に3kg播種する=2500円/反のコストになる。この低コストで収量が2~4t/反(乾物重)にもなるので、抜群のパフォーマンスなのだ。

これが例えば他の緑肥を使うと・・・

 クロタラリア(豆科)なら7500円/反のコストで1tの有機物と10kgの窒素補給になる。

 ギニアグラスなら7500円/反のコストで1t以上の有機物補給になる。

 ヘアリーベッチなら4500円/反のコストで300kgの有機物と20kgの窒素補給になる。

 

そこを飼料用として種子を入手できれば

 エンバクなら1200円/反のコストで300kgの有機物補給になる。

 ヒマワリなら1000円/反のコストで800kgの有機物補給になる。

 

 

これは魅力的!

ただ、収量はソルガムに大きく劣るのでこれらを主力にしてしまっては土づくりが疎かになってしまうので、あくまでもソルガムの連作障害対策としての採用。特にヒマワリはレタスと同じキク科なので、輪作としてレタスとの相性が悪いのではないかと少し心配。

 

 

・・・土づくりを堆肥で行う方法も考えないワケではないけれど、我が家の畑では葉菜類しか栽培していない関係でカリ過剰になっている。なので、毎年堆肥を投入してカリを増やし続ける事には抵抗がある。できるなら化成でのカリも投入したくないぐらいだ。